二代目 中村 獅童 二代目 中村 獅童

『オフシアター歌舞伎』<情報更新>

中村 獅童 KABUKI

2019年5月
『オフシアター歌舞伎』
※ 5月22日(水)より公演会場が新宿FACEとなります。

御切符のお申込みは、公式ホームページのチケット情報をご確認くださいませ。

弊社でもご案内させていただきます。

中村獅童事務所 TEL 03-3317-3617

 脚本・演出 赤堀雅秋 近松門左衛門作「女殺油地獄」より

天王洲の倉庫街、そして新宿歌舞伎町の混沌(カオス)で―
かつてない劇空間 かつてない顔触れによる 新しい傾奇芝居をおおくりします。


<公演予定>

〇 天王洲アイル・寺田倉庫 G1-5F 東京都品川区東品川2丁目6-4)

  2019年5月11日(土)~17日(金)

  S席 11,500円 ・ A席  9,500円 ・ B席  7,500円

〇 歌舞伎町・新宿FACE

  (東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)

  2019年5月22日(水)~29日(水)

  指定席 11,500円

天王洲や歌舞伎町に新しい劇空間を求めて、ジャンルを超えた顔触れが集結!
歌舞伎俳優の中村獅童、中村壱太郎、独特な存在感を放つ荒川良々ら、マルチに活躍する俳優とスタッフたちが、いつもの劇場を飛び出し、天王洲の倉庫と、新宿歌舞伎町の真中の、かつてない劇空間に集結する。脚本・演出を担うのは、市井に息づく人々の心の機微を鮮やかに描き出す手腕で知られる赤堀雅秋。彼らが選んだ題材は、歌舞伎をはじめ、多くの異ジャンルで、様々に取組まれてきた近松の『女殺油地獄』。古典作品をベースにし、歌舞伎の新たなる可能性をお見せします。

今を生きる人たちに向けた、スタイリッシュでクールな歌舞伎が、今ここに誕生!
油屋の河内屋の次男、与兵衛は世間でも評判の放蕩息子。ついに勘当された与兵衛は、親の慈悲に触れ改心を決意するも、かさんだ借金の返済を迫られる。頼みは、近所の同業者豊島屋の、親身で美しい妻、お吉だった—。 原作は300年前の実話を基に、無軌道な主人公と、彼を取り巻く人間関係の襞をリアルに描き出した人形浄瑠璃の名作。時代は変われど、似た話を今もあちらこちらで聞く。彼らは不条理な与兵衛の、末裔なのかもしれない・・・。その心の闇を追って、2019年5月、新しい時代のはじまりと共に、新たな“女殺し”の幕が開く。

<出 演>
中村獅童
昭和という時代に触れたアングラ芝居、オフ・ブロードウェイの劇場で獅子の毛を振った20代の体験。

それらが、『女殺油地獄』の与兵衛を12年前に初めて演じた時から抱いていた〝ある思い〟に結びつき、赤堀雅秋さんとの出会いによって実現する日が訪れました。

現代に通じるこの放蕩息子の物語を、赤堀さんの演出で、繁華街にある倉庫のような小さい空間で上演したら、まるで実際の事件を目撃しているようなリアルさになるだろう。

歌舞伎のアナログにこだわりながらも、現代を象徴するデジタルな世界との対比も見せていきたい・・・。

今、さまざまな思いが駆け巡っています。

中村壱太郎
1990年生まれ。歌舞伎俳優。中村鴈治郎の長男。祖父は坂田藤十郎。女方を中心に活躍するほか、2016年の現代劇『三代目、りちゃあど』では女方としてリチャード三世を演じた。

今回、今までにない新たなコンセプトの歌舞伎公演に挑むにあたって、今とてもワクワクしております。

『女殺油地獄』はこれまでにお吉と妹のおかちの役で出演したことのある演目ではありますが、この度は初めてご一緒させていただく赤堀雅秋さんの演出、荒川良々さんと共演させていただく中で、新たなお吉像を創り出していきたいです。

また獅童のお兄さんとは久しぶりに共演させていただけることがとても嬉しく、お兄さんがオフシアター歌舞伎で産み出されたい事に全力で一緒に向かっていきたく思っております。

荒川良々
1974年生まれ。98年より大人計画に参加。数々の舞台・映画・TVに名バイプレーヤーとして出演する個性派俳優。現在は大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(NHK)、「フルーツ宅配便」(TX9)に出演している。歌舞伎へは今回が初出演となる。

チャレンジすることが何よりも好きです。

友達からはチャレンジ君と呼ばれる事もしばしばあります。

今回は歌舞伎にチャレンジです!

はたしてどうなりますか…

赤堀雅秋<脚本・演出・出演>
1971年生まれ。劇団THE SHAMPOO HATでは作・演出・出演をこなし、映画監督としても活動。2016年コクーン歌舞伎『四谷怪談』で演出助手を務め、本作にて歌舞伎を初演出。

新しいものを作ろうと意気込んでいるわけではない。芸術的な志向もない。

ただただ観に来ていただいたお客さんの心を揺り動かすものが作りたい。

ガイドの必要もなく、弁当を食べる暇もなく、手を伸ばせば役者に触れられるような、ヘタをすれば中村獅童の汗が、荒川良々の唾が、中村壱太郎の匂いが降りかかってくるような至近距離で、生々しい、生臭い芝居を披露したい。

女殺油地獄。三百年経っても我々は何も変わっていない。

中村 獅童